タイ語で母音の「い」を極める

母音の「い」

タイ語の母音は、「短母音」・「長母音」・「重母音」の３種類があります。
「い」に関しては、「短母音」が１つ、「長母音」も１つ、「重母音」が３つの計５個あります。

まずは、母音の「い」の一覧表です。

短母音と長母音の「い」

「い」の短母音と長母音は、それぞれ１つずつあります。
「い」の短母音が「○ิ」、長母音が「○ี」です。似たような記号がありますが、「い」は、三日月の「○ิ」と三日月から１本出た「○ี」であると覚えましょう。
ちなみに、重母音を含めて、「い」から始まる母音には必ず「○ิ」か「○ี」のどちらかが入り、さらに末子音の如何に関わらず記号が変化しないので、比較的容易に覚えることができます。

二重母音と三重母音の「い」

「い」の二重母音、及び三重母音は、「เ○ีย」「เ○ียว」「○ิว」の３つがあります。
「เ○ีย」は「イア」、「เ○ียว」は「イアオ」、「○ิว」は「イウ」と発音します。
「เ○ียว：イアオ」は、「เ○ีย：イア」の後ろにたまたま母音の「お」が付いただけですので、実質「เ○ีย：イア」と「○ิว：イウ」の２種類ですね。

「เ○ีย：イア」は三日月から１本出た長母音の「○ี」、「○ิว：イウ」は三日月の短母音「○ิ」なので間違えないようにしましょう。

「เ○ีย：イア」は参考書によっては「ia：イア」と「iia：イイア」のパターンで書かれていることがあります。
長母音を重要視するなら「イーア」ですが、日本人が書いた参考書や辞書はほぼ１００％「ia：イア」を踏襲しています（外国の教科書では、区別するために短母音では「เ○ียะ（サライア）」、長母音では「เ○ีย（サライーア）」と２つ記しているものもあります）。
「เรียก：呼ぶ」は長母音を重視するなら「リーアク」、参考書を重視するなら「リアク」、「เบียร์：ビール」も「ビーア」と「ビア」。
私には「リーアク」にしか聞こえないのですが、タイ人との会話の中で覚えていく発音で適応するのが良いかと思います。

また、「เ○ียว：イアオ」は、日本によくある言葉や地名で「きょう」、「みょう」など「〇ょう」と呼ばれる日本語をタイ語に変換する際によく使用されます。

タイ語の母音「い」は、数が少ないので覚えやすかったのではないでしょうか？