ディフェリンゲルは、アダパレン0.1%を含有した尋常性ざ瘡治療剤(ニキビ治療薬)です。アダパレンは、毛穴の詰まり、細菌に作用する事でニキビの進行を防ぎ、さらに、炎症を起こした赤ニキビの減少及び新しいニキビの形成を防ぐ効果があります。
トレチノインなどのレチノイド群と同様の効果を持ち、かつ、トレチノインの副作用である皮膚の発赤(皮膚が赤くなる現象)を改良した第3世代レチノイドで、より副作用の少ない治療薬です。
また、肌のターンオーバーを促すことで、ニキビ、ニキビ跡の治癒、さらには、しみ、しわを改善する用途として用いられています。
※ニキビの治療薬は他に、ベピオゲル、デュアックゲル、エピデュオゲルなどがあります(ベピオゲルと同成分の商品はページ下部)。
ディフェリンゲルの商品特徴
【効果効能】
尋常性ざ瘡(ニキビ)、ニキビ跡の治癒、目・ひたい周りのしわ改善
- 英語表記:Differin GEL 15g adapalene 0.1%
- 販売者:ガルデルマ
- 成分:アダパレン0.1% (adapalene 0.1%)
フェノキシエタノール0.25% (phenoxyethanol 0.25%) - 内容量:15g
- 保管方法:湿気や光が当たる場所を避け、25℃以下で保管してください。
使用方法
1日1回(頻繁に使用しても肌が改善することはなく、肌を痛める原因となります)、皮膚を傷つけないように優しく洗顔後・就寝前(毎日同じ時間帯)に、適量を「にきび・シミ・しわ」が気になる部分に塗布する。効果がでる(皮膚の内部に形成するニキビに作用する)までに、8~12週間かかる場合があります。
治療経過での症状
塗った直後に、短時間の温かさや痛みを伴う場合があります。また、使用して最初の2~4週間は、発赤、かゆみ、鱗屑(りんせつ)、軽度のやけど、ニキビの悪化が起こる場合があります。これらの影響は、通常、継続して使用すると減少していきます。もし、これらの影響が持続もしくは悪化した場合は、医師または医療関係者にご相談ください。
ディフェリンゲルは、30年以上にわたって市販されているニキビカテゴリーで最初の有効成分であるアダパレン0.1%を含んでいます。処方箋なしで利用できる最初のFDA承認のレチノイドニキビ治療薬です。必要な場合にのみ使用されるスポットトリートメントとは異なり、顔全体に1日1回塗布すると機能し、ブレイクアウトの開始を防ぎます。その為、毎日のスキンケアルーチンの一部として使用することができます。
レチノイドは、ニキビに関与するさまざまな増殖性および炎症性メディエーター(炎症仲介物質)に影響を与える能力があるため、有益であると考えられています。レチノイドは、レチノイン酸受容体(RAR)を介して作用し、ニキビの病因に重要な表皮細胞の増殖と分化を調節します。
トレチノインなどの過去のレチノイドは、日光などの要因にさらされると分子の不安定性を示しました。一方で、ディフェリンゲルはナフトエ酸誘導体(ナフタレン)を組み込むことで、光と酸素の両方に対する安定性がもたらされます。
注意事項
外用のみの使用とし、目や口に入ってしまった場合は、きれいな水で洗い流してください。
切り傷、擦り傷、日焼け、湿疹等の部分には使用しないでください。
妊娠、授乳中の方の使用はお控えください。
副作用
皮膚刺激感、皮膚炎、皮膚乾燥、かゆみ
※ベピオゲルと同成分のニキビ治療薬
※副作用として、顔に赤みがかかることがあります。
保湿クリームであるヒルドイドクリームを併用することで赤みを抑えることができます。
匿名 –
これからも利用したいと思いました!